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Projects

こころの在り方を学ぶ場所~古民家にトイレを!~

◇ 伝統工法を用いた趣のあるトイレ空間

築150年、取り壊し依頼から始まったT家の古民家再生。

T家は「良いものを残していこう」という沢山の人の熱い思いで修復されていきました。

村おこしの一環として開催された芸術祭(2013年)では、訪れる人々が休息する「古民家カフェ」として大活躍しました。

今やコミュニティの場として活用されるようになったT家の古民家に、新たにトイレを設置しました。

伝統工法を用いた趣のある空間に、タンクレスの最新式便器が驚くほど馴染む、地域のためのトイレが完成しました。

 

◇ 伝統を伝える古民家トイレ

トイレの設置場所は、「水廻りを住まいの枠のなかに作らない」昔の家づくりの決まりごと通り、外側に新設。

昔ながらの伝統工法で施工された室内は、赤土で土間や壁をつくり、

古材である松を腰壁の板張りにした素朴で温かみのある空間となりました。

伝統を伝える役割を担った伝統的な古民家トイレの完成です。

 

◇ 古民家に馴染む最新式トイレ

設備は伝統の線上にある良いものを。

時代に合ったタンクレスの最新式(ハイブリッドのTOTOネオレストRH)を採用しました。

薄暗さをカバーする行灯も趣を高めています。

窓は、戸を開けることなく風を通せる、古くから伝わる先人の知恵~伝統建具の無双窓です。

 

◇ 芸術祭では古民家カフェとして活躍!

古民家再生プロジェクトにより、茅葺屋根もよみがえり、芸術祭では、古民家カフェとして大活躍!

お座敷には、ほっこりと寛げる空間が広がっていました。

そして今よりもっとコミュニティの場になるように、この古民家に「トイレをつけてほしい!」

との依頼があり、今回のトイレの新設へと繋がったのです。

築年数
150年
エリア
兵庫県西宮市
面積
4.03㎡
期間
20日
費用
総額70万円
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