Projects 施工実績
「中間」を中心に繋がる家
夫婦の絆を深める「終の棲家」
昭和9年に建てられ築80年。ご主人様が生まれ育ち、受け継ぎ、守って来られました。
震災も経て、外観はひび割れがひどくなり、古い家での生活は、寒く使い勝手が悪く、
不安と不満を抱えながらも、年齢的に建て替えに踏み切れずにいらしゃったお施主様。
震災後、役所の方に「びくともしていない」と言われたほど立派なお家ですから、
古民家の建物の良さを復元し、現代の機能性と、耐震性をプラスした「復元リモデル」をご提案させて頂き、
ご夫婦の絆を深める『終の棲家』となる安心とやすらぎ溢れる暮らしを実現しました。
◇ 新しくなった「お家の顔」
ご夫婦の生活動線を考え、玄関を正面に移設。玄関の梁は、シロアリに食べられ腐食していたため、
古材を使って架け替えました。土間へと続く入口には、石畳みを並べて配置し、
新たな「お家の顔」となる立派な玄関に仕上がりました。
◇ 玄関から「中間」へ
玄関を開けると、まずは「中間」へ。
玄関は法事や行事ごとに多くのお客様が訪れるため、スペースも広く確保されています。
収納力も兼ね備えたシューズクロークは、建具類と揃えた白木で製作しました。
◇ 「中間」から繋がる各部屋
「中間」が中心となり、プライベート空間とおもてなし空間を程よく区切り、お家の機能性を高めています。
「中間」と「座敷」の間は襖で仕切られ、大人数が集まった際には、襖を解放する事で、広々と使用できるようになりました。
◇ 懐かしくも、洗練された座敷へ
座敷の壁は、固めの聚楽を塗り直し、木製の建具は丁寧に洗いがかけられ、凛とした、昔の趣きを残しました。
将来を見据え、ベッドが置ける寝室へ。
暗く物置化していた和室を、ご夫婦の今後の生活を考えて、ベッドが置ける洋室にリフォーム。
押入れの深さがあるクローゼットは収納力抜群!
◇ 夫婦の時間をつくる間取り
主にキッチンにいることの多い奥様。
書斎にいることの多いご主人様と常にお互いの気配を感じ、ご夫婦の時間として過ごしていただけるように、
キッチンと書斎を繋げる間取り変更をしました。
◇ 老後も安心して過ごせる水廻り
暗く長い廊下を通らないと辿り着けないトイレ室を、リビング横に移設。明るく開放的な洋式トイレになりました。
寒く、段差のあった浴室も、またぎ込みがが少ない手摺り付きのユニットバスに変更し、老後も安心です。
- 築年数
- 80年
- エリア
- 兵庫県尼崎市
- 面積
- 130.7㎡
- 期間
- 70日
- 費用
- 総額1500万円