Column コラム
古民家学校 Re -Minka LAB(Re 民家ラボ)2026年6月 | イベントレポート | 船坂
【イベントレポート】2026年6月20日 Re 民家 LAB|土砂降りの雨だからこそ味わえた、本物の古民家再生体験
2026年6月20日(土)、西宮市船坂の築150年以上の古民家を舞台に「Re-Minka LAB(Re民家ラボ)」を開催しました。
今回のテーマは、古民家の解体・片付け・土壁の撤去作業。
天気予報どおり朝から激しい雨となりましたが….安全に配慮しながら予定していた作業を進めました。
雨の中だからこそ見えた古民家の姿、人と人との助け合い、そして手を動かすことの楽しさを感じられる一日となりました!
イベント概要はこちらをご覧ください。Re-Minka LAB 6月開催のお知らせ
雨にも負けず、みんなで古民家を再生
朝から降り続く雨は、途中から土砂降りに…
レインウェアやポンチョを身にまといながら、参加者の皆さんと一緒に作業をスタートしました。
今回取り組んだのは、
- 古民家内部の片付け・家財の搬出
- 土壁の解体
- 解体材の分別
- 廃材の搬出・積み込み
- 室内の清掃・整理
一つひとつは地道な作業ですが、多くの人が力を合わせることで、古民家は少しずつ本来の姿を見せ始めました。

土壁を壊して見えてきた、伝統工法の美しさ
今回、多くの参加者のが初めて体験したのが土壁の解体です。
ハンマーで土壁を壊すと、中から現れたのは竹小舞(たけこまい)。
普段は完成した壁の中に隠れている伝統工法を、自分の手で確かめられる貴重な時間となりました。
「壊す」という作業は、次につくるための大切な準備。
古民家再生では、建物の構造を知ることも大切な学びの一つです。
土壁を解体すると現れた竹小舞。古民家ならではの構造を間近で見ることができました。

雨の中でも息の合ったチームワーク
屋外では、解体した土や廃材をトラックへ積み込む作業も行いました。
雨で足元が悪い中でも、
「こっちお願いします!」
「次、運びます!」
と自然に声を掛け合いながら作業は進みます。
重たい土の入った袋も、みんなで協力すればあっという間。
みんな、ずぶ濡れの中のハイテンション!
大雨の一日でしたが、笑顔が絶えることはありませんでした。

少しずつ姿を変えていく古民家
作業後には、室内が見違えるほどすっきりとした空間になりました。
これまで壁や家財で見えなかった柱や梁が現れ、築150年以上の古民家が持つ力強い骨組みを改めて感じることができます。
一日で劇的に完成するわけではありません。
しかし、一歩ずつ確実に前へ進んでいることを、参加者全員で実感できました。
作業後には柱や梁がより見える空間へと変化しました。

参加者の声
イベント終了後には、嬉しいご感想もいただきました。
「雨の中の作業は初めてでしたが、『びしょ濡れなのになんで楽しいんだろう?』と、家に帰って思い出し笑いをしていました。本物の体験を、これからも大切にしていきたいです。」
また別の参加者の方からは、
「土壁を壊したり、自分でやってみることが新鮮でとても楽しかったです。雨に濡れながら土に触れるのは、とても気持ちよかったです。みんなで目の前の作業に向かう時間が心地よく感じました。」
という感想をいただきました。
天候は決して恵まれていたとは言えませんが、それ以上に印象に残る一日になったようです。
「目の前にあることを実行する」ということを感じた日
みんなでびしょ濡れになりながら、目の前の壁を解体し、一袋ずつ土を外に運び出していく姿をみて
トーマス・カーライルの言葉を思い出しました。
ー「我々のなすべきことは、遠くにあるものをぼんやりと眺めることではなく、目の前にあってよく見えるものを実行することである。」ー
家にいながらポチッと押せばなんでも簡単に手に入る世の中、外に出なくてもまるで体験した気持ちになるようなAIの技術の進歩。
決してそれらを否定するつもりはないのですが、今回のこのRe民家Labの活動はこういった社会の流れと真逆だったと感じています。
冷たい雨。現実という実感。笑い合う仲間。
その一つ一つが、目の前のことを実行するという言葉と重なり私にとって、とても印象的な1日となりました。
次回も一緒に、古民家を未来へつないでいきましょう
ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。
土砂降りの雨の中でも最後まで笑顔で作業してくださった皆さまのおかげで、予定していた工程を無事に終えることができました!
古民家再生は、一人ではできません。
だからこそ、多くの方と一緒に学び、手を動かし、未来へつないでいくこの時間を、これからも大切に育てていきたいと思っています。
次回のRe 民家 LABでも、皆さまとお会いできることを楽しみにしています!
次回は8月1日(土) です!お楽しみに!