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Column

屋根の骨格を変える!~目指すは異国の茅葺屋根~

メゾンUです♪

茅葺の家が一つ潰される。それはこの先日本から茅葺の家が1つ無くなるということなのですよ※1
故河原会長の言葉で私たちの意思が固まりました。

茅葺屋根としてこの家を残そう!と。
それは私たち家族の一大決心であり最高の決断でした!!
そして、問題もたくさん♡ 小さな声(笑)


※1:現在の建築基準法では屋根に燃える素材を使ってはいけないことから、茅葺屋根の建築を新たに建てることが日本では難しくなりました。

 

さて、この家のリフォームの大きな変化の一つが屋根の骨格を変えたこと。
これが大変だったのです!


↑以前の玄関の写真と屋根裏。元は寄棟造り

 

葺き替えをするのはともかく、骨格を変える・・そんなことほんとにするの?
後で茅葺職人さんがおっしゃっていたそうです。

『たつみさんがやりたい言うてはるんや。やりましょう。』
会長と親方のそんな会話があったそうです。

私たちの無理難題を、出来ますよ!と言って本当に可能にしてくれました。

そしてなんといっても、宮大工経験もある棟梁のおかげ!
昔ながらの工法で、寄棟から切妻の骨格に造りかえてくれました。


↑古茅を取る前に柱を建てるという職人技


↑古萱が取れて、切妻にかわり屋根の骨格があらわに!立派な柱たちに感動です。

 

『こんなことができるのは棟梁だからですよ。このお家は今の時代で現在存在する一番新しい茅葺のお家になったということですね!』
茅葺職人の親方さんの言葉に、また改めて感動!

そしてなんてったって私がやりたいお家は
ラブリーな茅葺!!(真剣です)
実はわたくし、ヨーロッパ滞在経験があり、いつか日本にヨーロッパの風景を持って帰りたい!
そして大切な人たちに、こんな風景が存在してなんだかここに来たら素敵な気持ちになる。
そんな場所が作りたい!!とずっと思ってきた勝手な私♡


↑ブルーシート越しでも切妻になったことがわかります
左右の突起は煙突の骨格

家を購入して海外にもたくさんの茅葺のお家があることを知りました。
それを参考に河原工房と茅葺職人さんと熟考して、真面目に楽しく形を決めさせて頂きました。

すでにかわいく見えるのは、私たちだけなのでしょうか!?(笑)
さあ骨格ができたので、次回は茅葺の葺き替えです!!

~古民家・メゾンU編 第2回 ~

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