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Column

屋根の葺き替え

茅、総葺き替え!!

メゾンUです♪

今回は、屋根の葺き替えのお話をしたいと思います。
一度で終わるのはもったいないので、屋根編、窓編、芝棟編の3回に分けてご紹介したいと思います。

なんてったって工期約3カ月の大イベント!
まずは屋根のお話から。

 


↑2021年4月5日撮影 敷地中ススキだらけです。この時屋根は骨格のみ。

今回の葺き替えは海外でも茅葺のお仕事をされた経験のある、淡河のくさかんむりさんにお願いしました。


吹き抜けにしてリビングから屋根の内側が見える予定なので、ヨーロッパの茅葺をお手本にして、通常日本では竹を使うところも今回は丸太と角材を使うことにしました。


↑左写真:4月30日撮影 どんどん茅が縄で屋根にくくりつけられます。
右写真:5月12日撮影 一段目の丸太足場が付きました。

ラブリーを思って、コロンとした丸みを帯びたデザインを目指してもらいました。
通常よりも真ん中に膨らみを持たせるため茅を多めに入れてくれたそうです。


↑切妻の角の丸みもポイント♡

ちなみに余談ですが、うちの足場はかなり大がかりです。
それもこれも茅葺作業のため!
足場スペースで数部屋分になるほどの豪華なものになりました。
そしてここからの風景は360度自然が見渡せて最高です!


↑家の倍ほどの大きさを誇る足場。これだけ見ていると中に大豪邸がありそう・・
実際はこの半分ほどですよ~
また捨てる茅は庭にまきました!

家族でも茅葺体験をさせてもらいました。
娘の記憶に残ればいいのですが・・・


↑6月5日 家族で葺き替え体験。足袋購入!茅葺屋根にのぼるならこれ!
ススキをただ置いてるだけじゃない・・
美しく並べるのも熟練の技だと感じました。

これでもか!!まだまだ!!と言わんばかりに、二カ月の間に何度も運ばれてくる茅たちと関わってくださる沢山の職人さんたち。
その風景を見て、私は何ということをしてしまったのだろうと思わずにはいられませんでした(^^;)


↑5月10日 一体何度このトラックが来たことか・・・

 
↑左写真→右写真へ:すっかり上まで到達!

屋根裏から進んでいく作業を見るのも格別です。
パラパラ落ちてくるススキの欠片が太陽にあたってキラキラ輝きます。

またこのお家には二匹のアオダイショウが住んでいます
昔から家の守り神とされているそうで、見つけた職人さんたちに偉くうらやましがられましたが・・
一人で見つけたら、私はまず叫ぶでしょう・・・
(写真は控えますが、目はクリっとして可愛い顔をしています♡)


↑5月29日 ついに上部まで!!

次回は解体DIYのお話です。お楽しみに!

~古民家・メゾンU編 第3回 ~

 


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