Column コラム
屋根裏の茅葺窓
屋根裏の茅葺窓
メゾンUです♪
今回は茅葺屋根に造った窓のお話です。
↑ヨーロッパの茅葺のお家たち。日本の茅葺とはまた違う良さです。
私は今回洋風の茅葺にしたい思いが強く
そのためには絶対窓がいる!と考えていました。
窓の上にくる茅葺はすこし膨らみを持たせようか・・
どこにどんな窓をいくつ持ってこようか・・・
↑気になる写真の切り抜きと、イメージを書き溜めていたころの
私のスケッチブックの一部。いろんな窓の絵を描きました。
いろいろ迷いに迷い、河原会長や茅葺職人の相良さんとも相談し
屋根裏に一つ窓をつけるという作戦に落ち着きました。
↑アンティークショップにて。限られた数の窓たち。どれを入れようかもまた迷います。
そしてどんどん出来ていく茅葺屋根。
窓のところはこれまた特別仕様の骨格です。
この木枠がついたときの
ワクワクとソワソワ感は何とも言えません。
そして気になることは随時伝えます。
だって気になるんだもん!
職人さんたちが全部優しく対応してくれます。
ありがとう、ああありがとう。
ここまでのこだわりがあるのも
私自身が茅葺屋根=日本昔話のお家のイメージがなかなか取れずにいたこと。
もちろん白川郷や美山の茅葺など、色々と見たことはありどれも好き!
ただこの家を見て感じてほしいのは
こんな茅葺のお家があるの!?ということでした。
それは私が感じたカルチャーショックで
どうしてもそれをここに作りたかったから。
そう、いわば自己満足!
そして長年温めてきた夢を叶えるに他なりません。
ただやったことがないこの挑戦
私自身もこうしたいと言っているだけで
本当にイギリスの田舎にあるような茅葺になるのか
なかなかイメージ出来ずにいました。
↑ぼさぼさの状態。職人さんたちは『今はまだ熊みたいでしょ』と表現されてて笑いました。
職人さんたちがカサカサトントン
静かに続く葺き替え作業の中どんどん出来てゆく窓と茅葺のアーチのライン。
↑熊さん状態から表面のカットが入り、美しくエレガントになった窓。
屋根裏は娘の部屋になる予定です。
美しいってこういうことを言うのだろう。
思いをどんどん形にしていってくれました。
↑窓が入りました!棟梁に窓枠も太くしてもらい、存在感抜群です♡
美しい窓だなあ~♡
何度もそんな言葉が漏れます。
素敵だな~美しいな~
自画自賛の、我が家自慢の茅葺窓です♪
~古民家・メゾンU編 第5回 ~
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