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Column

古い木製窓をつけるために

古い木製窓をつけるために

メゾンUです♪

さあ、前回熱く語った窓ですが、まずはペンキ塗り。
このポイントは油性をべっったり!です。

マスキングが終わったところ。ここを怠らないこと。

 

正直なところ、健康面を思い出来るだけ水性で自然塗料をと考えていましたが
窓のことを想い、耐久性を重視して外側に来る面はすべて油性ペンキべったり

そして部屋の内側に来る面には水性の自然塗料を使用しました。

塗るときのポイントは
ちゃんと養生・マスキングすること
そしてきれいに塗ろうとおもわず、ペンキをべったり3度以上塗りを目標に。

 

塗っては乾かしを4回行いました。これまた大切な作業。窓の寿命がぐんと延びます。

異人館の窓を見てもかなり分厚く塗ってあります。
木と木の継ぎ目がわからないほどべったりです。
不思議なことに、雑でもベーったりぽってり塗るだけで海外風
日本の窓にはない趣が出ます。

 


現在は水性塗料もとても質が良くなっており
それでも十分耐久性があると言われます。
また理想の色も油性に比べ多く選びやすい水性塗料。
南側の窓枠はきっと大丈夫だろうし、外部用の水性にしよう♪
とホームセンターでカラーチャートから選び抜いて使用したところ
よく日が当たるところにも限らず梅雨の時期にカビがー!!

 


改装前の外観

 


改装前の内装

 


窓枠が一つ完成!!
溝や勾配など、棟梁が考え抜いた逸品!!

だめだ…やはり湿気の多い我が家の外部は油性だ!!
湿気について詳しい先生にも相談し、それが一番とのこと。
そして油性でも体に優しいものも教えていただき
試供品を取り寄せたものの、う~ん…
健康に配慮した油性塗料の理想の色は少ないのです…
残念ながら、もう少し熟考です。

 

前の窓がなくなり、素晴らしい眺め!
このまま大きなガラスをどーん!と入れたくなりますが(笑)
私たちの目指すところはまた別!
この瞬間を楽しむ、貴重な休憩タイムを過ごしました。

 

茅葺屋根が出来上がったところで撮影。
もちろんこの時も感動しましたが
このあと窓がついた家を見たときは言葉を失いました。

 

窓の取り付けは棟梁が考えに考えてくれました。
一番の問題は、海外仕様の窓や扉のほとんどが内開きであること。
内開きだとどうしても水の侵入の可能性が高くなります。
変えて問題ない箇所は外開きに変える。
枠に溝を作る。手前に勾配をつける、などなど!

 

えーーーー!!?窓たちがついたらここまで雰囲気が変わるの!?
建具の威力の偉大さはもちろんですが
この景色になんの言葉もありません。
ただただ、うっとりみておりました。
さあ我に返って、隙間風は覚悟の上!?
冬を乗り切れるかは、住んでみなくちゃわからない♡

次回のメゾンU編は土壁づくりのお話をしたいと思います!

 

~古民家・メゾンU編 第12回 ~

 


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