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Projects

ノスタルジーを呼び覚ます週末住宅

大阪府豊能郡

~古民家の「伝統」を残しながら週末住宅として快適に「住まう」~

お施主様のご自宅から1時間もかからない山間の小さな集落に、こちらの古民家は建ち続けていました。

そこには誰もが懐かしく想う「心のふるさと」のようなノスタルジーと本物の空間がありました。

教育者でもあるお施主様は、学生たちのセミナーハウスにも使える週末住宅をお考えで、この古民家との出会いに

「本物の空間で学んでこそ意義がある」とリノベーションがスタート!

伝統工法のワークショップを交えながら、古民家の伝統と心を受け継ぐとともに、寒さを軽減するなど

快適に住めることも大切にした、誰もが集える週末住宅へと生まれ変わりました。

 

◇ 減築により、本来の姿を取り戻す。濡れ縁のある母屋

水周りの増設などで増築され、混然としていた外観を、減築により、本来の佇まいに戻しました。

雨仕舞や風通しを悪くしていた増築部を取り除いたことで、古民家の澄んだ空気も取り戻し、新たに濡れ縁をつくりました。

 

◇ 郷愁を誘う玄関ホール

長年の間に上貼りされていた既存の天井を取り除き、古民家特有の天井を再生。

壁は土壁を塗り込め、木と土に温かく包まれた玄関ホールが完成しました。

ふるさとのような懐かしさを醸しながら、訪れる人を迎え入れてくれます。

玄関扉は、引き違い戸(YKKapれん樹)を採用。複層ガラスの断熱仕様で、夏も冬も快適になりました。

 

◇ 学生たちのセミナーハウスにも。皆が集える18帖の大きなLDK空間

家族・親戚・友人の集いの場に。

そして、このリノベーションのきっかけとなった学生たちのセミナーハウスにも使える、18帖の大きなLDKをつくりました。

梁と竹天井がノスタルジックな、古民家ならではのダイナミックな空間に、心も大らかに拡がります。

 

◇ 会話の弾む対面キッチン

そして、集いに欠かせないのが「食」です。

皆が会話しながらキッチンを囲んで作業できるよう、機能的なシステムキッチンを用いて、対面プランに設計しました。

古民家の空間に馴染むよう、板張りの腰壁と換気フードの目隠し壁も設置。

昔ながらの食器棚がとても似合っていますね♪

 

◇ 蘇った貴重な「書院」のある和室

明り障子に飾り細工、木製建具など、昔の職人さんの手仕事がしっかりと残る「書院」のある和室。

老朽化したこの古民家の中で、本来の姿が最も残っていましたが、手入れされていませんでした。

このリノベーションで美しく手入れをし、蘇らせて、伝統を受け継いでいきます。

 

築年数
300年
エリア
大阪府豊能郡
面積
130㎡ → 112㎡
期間
220日
費用
約1970万円
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