間取りを一新！娘様と二人三脚でコーディネート

ご結婚時に購入された住宅も今では築35年。

耐震性がなく老朽化が進み、きしみ、雨漏りに悩まされていたお施主様。

ご要望は、今後20年安心して住めるように耐震性の向上と、将来１階だけで生活できるようにとバリアフリーなお家。

長年不満を抱いてきた、間取りを一新したいとの思いを受けて、プラン先行後に、耐震補強設計を検討しました。

階段は位置をずらし、緩やかに架け替え。

キッチンを南側に大きく移動して光溢れるリビング、将来寝室となる応接間、足を伸ばせるお風呂が出来ました。

インテリアコーディネーターと収納アドバイザーの資格を持つ娘様も参加されて、

ご家族の未来をご一緒にコーディネートしていきました。

耐震の評点も0.31から1.28へアップ！安心して暮らせるお家へと生まれ変わりました。

◇　二段框で広々バリアフリー玄関

玄関収納を入って右側に配置することで、収納までの小廊下をつくり、

空間がより広く感じられるよう工夫しました。

小廊下には奥様の作品が飾られ、家族やお客様をお出迎え♪

モダンな玄関扉は、光を取り入れつつ、バリアフリーの引戸です。

そして２段の上がり框で、無理なく室内へ上がれるようになりました。

◇　目線が繋がり、風も通る！バリアフリーの廊下＆階段

部屋の扉を開けると、キッチン～廊下～応接間と一直線に目線が繋がり、

風も通り、床も段差なく、安全に移動できる廊下になりました。

南波から松の無垢の床材により、心地よさもアップ！

急勾配だった階段は、位置をずらしたことで、

広く勾配の緩やかな折り返し階段となり、昇り降りもラクラクです。

◇　娘様がコーディネート！

高級感溢れる応接室リビングに将来は寝室になる予定の応接間。

.耐震性を高め、小さな地震程度では気づかない程になりました。

内装は落ち着いたシックな色合いがお好きなご両親のために、

娘さんがコーディネートしたダークブラックの建具色から

全体のインテリアを仕上げていきました。

以前は物置部屋と化していましたが、

収納アドバイザーでもある娘様の断捨利効果で見違えるようにスッキリ！

◇　キッチンを南側に大移動！

キッチンを南側に移動するプランを提案したのは、河原工房だけだったそうです。

南向きのキッチンは大正解で、奥様は、明るいって幸せなのね♪と喜んで下さっています。

◇　広く明るくなったＤＫ空間♪

ペンダント照明に加え、調理の手元が暗くならないよう手元照明を造作！

小さな配慮も大切にしています。

階段位置をずらしたことで、2.7畳広くなったダイニングキッチン。

明るくするために、窓サッシは天井からの大サイズを採用。

三方向から光を取り入れながら、ペアガラスで断熱性・防音性も向上！お昼間は電気をつけなくても明るく過ごせるようにまりました。

◇　奥様念願のゆとりある洗面室

「キッチンを通らずに洗面室に行ける動線にしたい」という奥様の願いを実現。

間取り変更により、廊下に面した動線となりました。バリアフリーにも配慮し、

引戸と段差のない床で安全に出入りしていただけます。

お掃除のしやすいピカピカの洗面台は、ダークチェリーの扉が黒い床とダークブラウンの勾配天井に

コーディネートされて、とてもお洒落です。

◇　ご主人念願の足を伸ばせる浴槽

バスルームは念願の1616サイズ。

足が伸ばせるようになり、ご主人は大喜び♪

以前はタイル貼りで断熱性もなく、とても寒かったのですが、暖房付きの温かな浴室になりました。

ご主人はお孫さんとの入浴を楽しまれているそうです。

◇　トイレは階段下のスペース活用！

階段下を有効活用。使いにくい和式トイレが一気に最先端に！

節水効果もばつぐんです。

トイレの丸みのあるフォルムは、お孫さんのお気に入り♪

天井部の段々形状とダークブラウンの壁面が、居心地の良さを作ります。

◇　階段は素敵なギャラリースペースに

１階の間取り改善のために架け替えた階段は、バリアフリーへの配慮だけでなく、情緒性もアップしました。

木製ルーバー、ブラケット照明、ポイントとなる採光窓。

そして主役は、これまで大き過ぎて飾れなかった、お母さま形見の額縁です。

壁を補強して、この素敵なアートを日々楽しめるようになりました。

◇　２階には小上がりのある快適な和室

ご主人の強いご要望の和室は、充分な広さを確保するために２階にプランニング。

蒸し暑く眠れなかった２階の窓をペアガラスにし、耐震補強に伴い断熱材を入れることで、

夏も冬も快適に眠れる和室が誕生。

手前の洋間との間仕切りに縦格子の引戸、そして「小上がり」を設けることで、

落ち着きのある和の佇まいとなりました。