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Column

古民家学校 ~土壁編レポート~

こんにちは

西宮店スタッフです。

 

10月28日に第7回古民家学校 土壁編を開催しました。

今回はその様子をお届けします!

 

 

 

日本の伝統構法によって作られた土壁は、

一般には木舞(こまい)と呼ばれる格子状の枠に土を塗り重ねた壁であることが多く、

今回のワークショップでは、その下地材である竹小舞(たけこまい)の結い方と土作り、

そして土壁塗りまで、左官作業のひととおりを学べるワークショップです。

 

土壁のメリットは、すべて自然素材であること。

土で覆われているため燃えにくく、断熱性がある上に、

室内の湿度が上がれば水分を吸収して窓の結露を防ぎ、

乾燥すれば溜め込んだ水分を放出するという調湿効果もあります!

 

 

 

さて、土壁づくりの最初の工程。

 

まずは竹小舞を編んでいきます。

土壁を塗る際、下地が必要なのですが、

板に塗ってしまうと土がくっつかないので、

竹を格子状に編み込んでいきます。

 

古い壁を解体してみて、

竹小舞の状態が良ければ再利用も可能です。

今回は、かなり傷みも激しかったため、

竹小舞から全てやり直しました。

 

 

 

次に、土づくり。

“すさ”という、藁を細かく切ったものを準備します。

長いままだと、土壁になったときに塗りにくいそうです。

 

 

 

そしてこのすさを土に混ぜこんでいきます。

こうすることですさの成分が発酵し、土があたたかくなってくるんです。

小さく切ってあるのですさの成分も出やすく、粘り気も出るのでくっつきやすくなります。

納豆ど同じですね..!

 

 

みなさまには長靴を持参していただいたのですが

土に足を取られて脱げてしまうようで・・・

裸足で土を踏む方も。

 

 

 

最後にデモンストレーションとして実際に少し塗りました。

本当は、踏んで混ぜた土は1か月ほど寝かせて発酵させます。

 

ということは、今月末にある古民家学校がちょうどいい頃。

次回は11月25日、出来上がりが楽しみです♪

 

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