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土壁づくり③ ~竹小舞編~

土壁づくり③ ~竹小舞編~

メゾンUです♪

さて竹小舞もリサイクルしますよー!
古い竹小舞の縄をほどいて竹だけに分別。


ビフォー:土壁予定場所に貫が入った状態

 


アフター:写真両側の竹小舞完成

 

しっかりしなり、簡単に折れないものは再び使用します。
縦向きに使う、長さが必要な部分は新たに新調です。
(これは親戚の叔父さんが家の竹を割って持ってきてくれました)


ばらす前の古い竹小舞


またほどいているときに、竹小舞の編み方も勉強出来ました。
全てを編むのでなく
数か所編むだけでしっかり固定でき
それでいて地震の時にもしなることができる編み方なのだろうと感じました。

 


竹をちょうどいいサイズにカット。
竹は割れやすいので専用ののこぎりを使うと作業効率UPです。

 

まずは一番簡単な地下の窓横から取り掛かることにしました。


初めに土壁の下地となる貫と間渡し竹を棟梁が入れてくれました。
この二つは竹小舞を作っていくための土台となります。

私用する縄はもちろん藁縄がベストです。
納豆菌パワーを想えば
絶対藁のものを使いたいところ
です。
太さは4から6㎜

土壁づくりで新たに購入したのはこの縄だけです!

以前は藁物が手に入りにくかったそうですが
今はホームセンターで置いているところもあり、
ネットでもすぐに手に入ります。
リフォーム前のこの家の土壁の縄はポリエステルのものでしたが
そこは今回でバージョンUPですね。


棟梁のお手本

編み方は専門書類等を参考にしてもらうことをお勧めして
私はほどいた時を思い出し
棟梁の見本を見様見真似で数をこなして
上手くなりました♡(たぶん♡)

 

初めの作品(もはや作品扱いです♡)は
左官の師匠に
『細かすぎるわ~。これじゃ俺の指が通らへん。』とご指摘。
失敗してうまくなっていくものですね。

 

 


貫を土台に、縦方向の竹を縄で巻き付けていきます

少しずつ大きい面に挑戦。
仕事終わりと保育園のお迎えの合間など
少しでも時間を見つけてアミアミ…


縦方向の間渡し竹を土台に、横向きに竹を巻き付ける

 


完成!!編んだのは上下の貫と、左右の間渡し竹の4か所のみです

 

実は台所となるこの広い部分は
土壁にすることをずっと迷っていました。
そうすることで工期がだいぶ遅れることが決定的だったのです。
それでもやはり、その後の家のメリットを考えて
『ごめんなさい。やっぱり土壁が良いです!頑張るので待ってください!』
と家族や大工さんたちに待ったをかけ、仕上げたこの大作。


『これアートやん・・・
このまま置いておきたいわ』
心から漏れる私のつぶやきでした♡

次回は竹小舞に土を塗っていきます!

 

~古民家・メゾンU編 第15回 ~

 


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