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茅葺屋根~煙突の仕様~

茅葺屋根~煙突の仕様~

 

Uです♪

前回に引き続き、茅葺の部分フォーカス特集!

今回は煙突の仕様をご覧いただきたいと思います。

 

 

自慢ではございませんが

日本で茅葺屋根でありながら煙突のあるお家はとても珍しいです!

 

なぜなら、燃える素材である茅を屋根に使用しているため

その上から煙突を出すことは、なかなか難しいお話なのです。

 

 

それでもつけたかったのは

やはり茅葺屋根のイメージを新たなものにしたいからでした。

 

それに他国には茅葺から煙突が出て、実際使用しているお家は沢山あります。

絶対できるはずだ!!

ということで、何がなんでも煙突は、未来のために付けてくださいとお願いしました。

『そりゃもうつけましょう!!』という快い故・河原会長のお返事。

 

 

 

イギリスなどと同じ仕様をお手本に

河原工房と茅葺職人さんたちが考えくれた我が家の煙突。

 

煙突左右は水はけのため

銅版が仕込んであります。

煙突周りの茅はこんもりこんもりです。

側面は茅葺屋根の厚みがよくわかり、面白い部分でもありますね。

 

実はこの煙突

初めの設計では半分ほどの長さでした。

しかし棟を草にしたことで、今後草花が成長することを考え

安全な長さを考慮して倍ほど伸びました。

それくらい予想以上に茅葺の厚みがあったとも言えますね。

  

そして今年も煙突の間を棟のてっぺんで元気に咲く草花たち。

ちゃんと一番長ーい顔をして、煙突さま君臨しております。

 

ちなみに正面向って右側の煙突は

階段を付けてそこから出られるようにしたいと思っております。

メンテナンスにも使えることと

何より、このてっぺんを近くで愛でたいのです。

まだその夢は、密かに諦めてはおりません♡

 

 

 

~古民家・メゾンU編 第74回 ~

 


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