Column コラム
NI to WA- リノベーション秘話
伝統と現代の融合 〜古民家リノベーションの挑戦〜
こんにちは。
2023年2月にオープンした河原工房プロデュースのカフェ『Ni to WA』。今まで、このNItoWAのリノベーションについて、ほとんどお話することがなかったのですが、今回は、この築50年以上の古民家をリノベーションし、現代の生活にマッチした空間へと生まれ変わらせた過程についてご紹介いたします。
暗い廊下を減築して生まれた中庭
もともとこの家には、暗くてとっても閉鎖的な廊下がありましたが、私たちはこの空間を大胆に減築し、新たに中庭を設けることで、光と風が自由に行き交う明るい空間を作り上げました!中庭は室内と外のつながりを強調し、家全体に開放感を与える役割を果たしています。自然と調和するこの設計は、ご来場されるお客様にとって、自然を感じることのできる心地よい空間になっています。
屋根の向きの変更で得た新しい表情
建物の外観にも大きな変化を加えました。屋根の向きを90度回転させ、小屋屋根の形状にすることで、モダンでありながらもどこか懐かしい印象を与えるデザインを実現しました。正面から見た際のすっきりとしたフォルムが、家全体の美しさを引き立てています。
土壁を思わせるモルタル壁と三和土風のオリジナル床
このリノベーションでは、伝統的な素材感を生かしつつ、現代の生活に調和する空間づくりを心がけました。壁には、土壁を思わせるように調色したオリジナルのモルタルを使用し、温かみのある雰囲気を演出しました。また、床は「三和土(たたき)」をイメージし、独自にデザインしたオリジナルの床材を採用しました。これにより、モダンでありながらも、どこか懐かしい土間の感覚を残した空間が完成しました。
新たな生活をデザインする
NItoWAでは、古民家が持つ伝統的な美しさと現代の機能性を融合させた住まいづくりを目指しています。今回のプロジェクトも、古民家の風情を残しつつ、今の時代に合った快適でスタイリッシュな空間に生まれ変わらせました。床の間だった場所をカフェのメインキッチン部分に生まれ変わらせることで、この古民家が新しく生まれ変わりました!
古民家リノベーションに興味がある方や、古民家の可能性に惹かれる方、ぜひ一度ご相談ください。
また、今秋10月27日(日)には『第3回NI to WA マルシェ』を開催します。素敵な作家さんがたくさん出店してくださいます🎵是非お楽しみに!